2015年5月4日月曜日

検体はできるだけぎゅうぎゅうに詰めて!!!

春のGWさなかの測定所当番、昨年も連休中の当番をかってでたような気がします。黒姫駅前みんなの測定所の中心メンバーはお母さんたちなので、子供たちの色んなイヴェントに忙しいだろう、と察してのことでした──

さて、食物でも環境にでも放射能汚染にもっとも敏感でかつ気にかけているのも、こうしたお母さんたち、そんな彼女たちが子供たちと一緒の春のいろんな催しごとに熱中していたら みんなの測定所 への来訪者もすくないだろうと思ってはいましたけれども、それでも春の山菜シーズンだ 誰か一人ぐらい はと期待しておりました、ですが、結局、測定依頼者はいらっしゃいませんでした。ところで春の行楽シーズンであると云う事情を抜きにしても、私たちのような市民主体の放射能測定所の各所で、測定依頼は減少していると聞いています。公開される測定結果の多くでいわゆる「基準値超え」がさほど無いことから、これは自然の成り行きでもあるでしょうし、酷い汚染が見出せないのはむしろ悦ばしきことでもあるのは間違いありません。ただ、そうはいっても事故原発処理が完了してわけではないし、再稼動を待っている原発もある今日、私たち(市民)の手にある放射能汚染の調査能力は失いたくないものです。これからも引き続き皆様の支援をおねがいいたします、測定スタッフとしての支援も大歓迎です。

今年になって持ち込まれた幾つかの検体の測定結果をみていて気になったことは、検体の 量・ボリューム が少ないことで望ましい測定結果が得られていないことでしょうか。測定装置は1リットルの容積で密度が1であることを前提にして調整されているので、これから条件がはずれるほど誤差も大きくなります、一方で、ちょっとした路傍の野草などをこの条件を満たして摘み取るのは現実に難しいことでもあります。課題は本来なら測定器の側にありますけれども、現状は測定装置に合わせて採取せざるえません。1リットル当たりの重量で、出来るだけ600グラム、700グラムとか、より多くを心掛けてくだされると測定結果もより妥当なものになります。(yos)