2014年9月29日月曜日

9月29日の測定所

 この日午後、小さいお子さんをお連れのお母さんが食品2品を持ってお越しくださいました。 久しぶりの測定依頼でした。お待ちいただく間、ニコニコしながらスタッフの「おいで」に応じて抱っこさせてくれるお子さん(でも本当はお母さんの方に行こうとしていた…)それを見守るお母さんの姿に癒してもらいました。  スタッフ7名でミーティングも行いました。先日、長野県下の放射能測定所スタッフが集まるベクレルチェッカーズミーティングに黒姫からも4名参加させてもらって来ました。  そんなこんなで細々とですが活動を続けております。今期の測定はあと2か月を切りました。関心のある皆さま、お出かけください。 そうそう、測定にいらしたお母さんより差し入れをいただきました。ありがとうございました。(yamaoka)

2014年9月15日月曜日

測定検体の端境期?

三連休の最終日、次の週末も連休というなかで人々の関心は行楽にむかっていたのでしょうか、測定検体をお持ちになった方はなし・・・こうした状況は秋のキノコ類が採れだすまで続くのでは、と考えています。

さて当測定所では、昨年につづいて町内の学校と保育園の土壌を採取し、その後の様子を確かめておくべく測定を実施しました。目下データを纏めていますが、事故の年の春、保育園の一カ所で雨水升周辺の空間線量が高く「除染」作業が行われました、今回、其処にその後に溜まったものを改めて掻き集めて測定してみたところ、これまでに当測定所では観察したこともないようなピークがスペクトルに顕われました。我々の測定器でその核種の同定はできませんでしたが、さらに調査は続けたいと考えています。去る13日にNHKのETV特集「それでも道はできる〜福島・南相馬 コメ農家の挑戦」と云う番組をご覧になられた方もいらっしゃると思いますけれど、昨年、大方の予想を違えて前年よりも高い濃度の(米の)放射能汚染が判って、その原因を農家や支援の科学者たちが解明しあぐねている最中に、東電福島第一原発の作業現場から飛散してきたものと分かりました。東電や政府はそれを把握してしていながら、結果として隠蔽と同様の行動をしましたね、今、この期に及んで尚もこうした事があったことはしっかり記憶しておきたいと思います。黒姫山麓で同じようなことが起こることはあまり想像できませんけれども、まだまだ油断はできないのだなぁ〜と気を引き締めたところです。それに測定をつづけておれば、思わぬときに思わぬ発見があるかも知れません、昨年、私たちは私たちの周辺でも「福島第一原発事故」由来でない放射性セシウム137を見いだしたように(yos)