2013年8月1日木曜日

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黒姫駅前みんなの測定所は昨年(’12年)秋の茸シーズンから毎週月曜日に公開されて、信濃町に居住の有無にかかわらず、何方にも利用していただけます。

長野県の北に位置する信濃町は、東電・福島第一原発から二百数十キロメートルほどの所にあり、この発電所メルトダウン由来の放射能汚染は近隣の方々の住まわれる所と同一視せねばならぬ酷いものではありませんでした。しかしながら、事故直後の様々な見聞から此の地でも汚染は疑いようもなく、その実態を把握したいと思いながらもベクレルモニターは簡易でも百万二百万三百万円のオーダーの器機です。思ったが吉日でおいそれと手に入れることも出来ません──驚嘆ながら遣られたお方がいらっしゃるけれど──そもそも降ってわいた測定器需要から品不足でしたが。

また、仮令、此の町産の食物から放射能汚染が見いだされなくとも、今日は大流通時代です。今暫くは何処でもベクレルチェック体制は必須、そういう思いが頭を離れなかったところに、昨年夏、願望すれば叶うかのようにベクレルモニターを借りられることになり、その後の展開はすばやく進みました。好適の場所を快く提供してくださった方、そして肝心のオペレーター予備軍(町の学校給食センターで機種はちがうがどんなものか経験済み)が奇しくも何人もいたのです。

昨年秋と今年春からで当測定所はすでに三百近い検体を測っており、スペクトルの解釈にもかなり習熟してきています。そうして当測定所はそれだけにとどまらず、放射能汚染と対峙する最初の不安にもきっとお付き合いできると思っています、みんなゼロから始めましたから。今すぐ測りたいものが具体的になくとも、気がかりが幾らかでもあるのでしたら、手ぶらでもかまいません、どうぞ立ち寄って下さい(yos)

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