2013年8月26日月曜日

加工食品の放射能を測る

私たちの測定所に持ち込まれる食品は、野菜や穀類や芋類、きのこ、果実といった、単品食材の場合が多いのですけれども、先日、お菓子屋さんからの測定依頼がありました。商品名はあるのですが、今は、たい焼きとかワッフルのようなものを思い浮かべて下さい。

単品の野菜などとちがってこうしたものは例えば、餡になるもの、それを包むものなど、その味や風味や食感などを職人さんが様々に食材を組み合わせ、創意工夫して作り上げるのだとお聞きしました。つまり多数の食材の複合物となるわけですが、測定に際してひとつの物として扱われます。

今、仮にその商品が3種の食材から作られており、そのうちの1種だけがセシウム汚染されていたとしますと、汚染食品がもっていたセシウムは汚染されていないものに混合し拡散されるので、結果として薄められた値となります。組み合わせの割合によってはたやすく検出下限となってしまう事でしょう。

ベクレルフリーを期すならば、商品の素材毎にチェックされることを推奨します(yos)

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